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職人の手仕事

衝立屏風 (笠森寺)制作風景

2018年 8月27日

笠森寺1.JPG

笠森寺のご住職さまからのご依頼です。

こちらの古い戸板を使って

屏風ができないかとのご相談でした。

2018.8-1.JPG磨いてみるとなんと一枚板の戸です。

美しい木目が現れました。

2018.8-2.JPGまずこちらの板戸の板の部分を磨き新たに框の枠を製作。

2018.8-3.JPG角は内丸にしてやさしい感じに。
2018.8-4.JPG

それにしても木目が細かいですね。

細かなパーツを作り木組みで組み立てます。

2018.8-5.jpgこんな感じで。

2018.8-6.JPG面越しにしてシャープなラインを出します。

2018.8-7.JPGこちらの部分にさらに枠を組み上げます。

2018.8-8.jpg豪華になりましたいい感じですね~♪

2018.8-12.JPG外側の框部分もひと手間加えて

かんなで角丸の加工します。

2018.8-9.JPGすると。。。やさしく上品な印象に変わります。

2018.8-13.JPG脚の部分こちらもやわらかいラインを削りだします。

2018.8-11.JPG組みあがりました。

2018.8-14.JPG広げてみたところ。迫力あります。

2018.8-15.JPG杉の自然の色や素材を活かすためにオイルで仕上げました。

2018.8-16.JPGすると。。。

板戸の部分は赤みがあり木目もはっきり現れました。

2018.8.27-2.JPG年月を経て緑青が現れていた真鍮手掛けはあえて

そのままの色を活かしました。

素敵な衝立屏風に変身しました。

実は脚の部分は見えないように

ボールキャスターを取り付けています。

これで移動も楽ちんですね。

衝立だったり屏風だったり2通りの使い方ができる

この斬新なアイデアはご住職です。

さすがですね。

この作品のチャレンジはとてもいい勉強になりました。

有難うございました。

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