家具と共に年月を重ねてゆくこと。
2010年 5月28日
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昨日 ダイニングボードが工場より旅立ってゆきました。 このボードは、オーナー様がいずれ娘さんに譲るためにと、ご依頼をくださいました。 私たちが御作りさせていただいている家具は、何十年と使いつづけられる家具です。 だからこそ、丈夫なつくりであることが一番大事なのです。 経年変化を楽しみながら家具と共に年月を重ねる。 いまの時代はたくさん便利なものがありますが、 昔ながらの工法でシンプルにつくるのは 修理をしながらでも使い続けられるようにと考えているからなのです。
タモ材ダイニングボード詳しくはこちらで。 /040kyounogohann/049_dainingbord/post_475.php
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以前こんな修理のご依頼がありました。
食器棚の扉を留めている金具が壊れたので直したい。
20年ぐらい前の食器棚で、実は婚礼で買ったものだからずっと使い続けたいとのこと。
金具をはずし、金物やで調べましたが、古い型はもうないよ。とのこと
がが~ん。そうです。時代に合わせ金具も進化しているのです。
同じものが見つかるとは限らないわけです。。。
その時、「ハッ。と思ったのです。」
スタンダードなものでいこう。
結局なんとか、合いそうなもの(金具)を探し出しましたが、
その労力は本当に大変でした。
記 ohtani etsuko