「トン・トン・ トン・ トン!」
何やら工場から金づちの音が響いてきました。
なんだろう???
どうやら桐の抽斗の(前板)補強をしているようです。
おおっ。。ワンダフォ~。。。(^O^)
木釘が美しく整列しています。
こんにちは!今日もさわやかな朝です!そんな日は仕事はかどりますね。
今日は大谷家具の仕事の一部をご紹介します。
静岡県のとあるお寺様よりご依頼の欅の経机です。
基本的に木材にほぞ加工を施し木と木を組んで製作します。
ひとつひとつのパーツをこんな風に加工します。
こんにちは、雨の日が続きますね。早く梅雨があけるといいのに。。。
そんなことを思う毎日です。
今日は、親方が製作している家具をちょこっと紹介します。
今、製作しているのはお得意様からのご依頼の経机。
昨年、欅材で畳でも使えるスツールを10本製作させていただいたお寺様で
今回はご住職さまがお使いになられる経机のご依頼です。
さてこれは何でしょう?
実はこれは、タンスの引き出し加工に使う木の釘(木釘)です。
卯木(うつぎ)の木から出来ています。
名前の由来は、旧暦の4月(卯月)に咲くことから、うつぎと名づけられたそうです。
材質は非常に強くて粘り気があり、
うつぎの木釘は 昔からよく桐のタンスなどに使われています。
かる萱の根を紐で円筒状に堅く巻き
束ねた棒を「うづくり」と言い、
そのうづくりで木材の表面を何度もこすることで
柔らかい部分(春目:はるめ)を磨きながら削ぎ落とします。
すると、硬い年輪の部分が
浮き上がり木目に凹凸が出来ます。
この技法を
「浮造り(うづくり)」と言います。
このうずくりをかけているのは弟子大槻君。